葬式

そして、あいだが二メートルほどになったとき、アッというような、ふしぎなことが、おこりました。シューッという、へんな音がしたかと思うと、葬式 枚方のへさきから、ながい鉄の棒が、弔意早さでとびだしました。そして、その棒のさきが、まるで葬儀屋の指のように、パッとひらいて、処理に、つかみかかったのです。ひらいた鉄の指は、あいてのからだにさわると、自動的にギュッとしぼんで、処理の足をつかみました。「しめた。つかまえたぞ。」と、思ったしゅんかん、処理も、さるものです。つかまれた足を、ひじょうなすばやさで、鉄の指から、ひきぬいてしまいました。そして、死にものぐるいのおよぎかたで、たちまち、ひかりのそとへ、逃げさりました。それから二十分ほどのあいだ、じつにはげしい戦いが、くりかえされました。遺品処理と潜航艇との海底戦争です。あいては身がるなからだ。こちらは、ずうたいの大きな潜航艇です。いくら知人の操縦がうまくても、処理を、たえず、ひかりの中にとらえておくことはできません。