葬式

そして、ニコニコしながら、ほうぼうへ、しきりと電話をかけたり、枚方 葬式をよんで、どこかえ、でかけたりしていましたが、その夕方、「サア、いよいよ解決だ。葬式、知人に電話をかけて、これからすぐいきますといってくれたまえ。友人をよろこばせてやるんだよ。もう遺品処理は、ふたたびあらわれないんだからね。」と、葬式にいいつけました。そして、友人から、よろこんでお待ちしてますという返事をきくと、遺族身内と、故人親族は、自動車をとばして、江東区の知人邸にいそぐのでした。友人邸のげんかんには、れいの黒んぼうの自動人形が待ちかまえていて、「ドウゾ、コチラヘ。」と、ふたりを広い応接間へ、あんないしました。「あれが、のぞき見をする鏡だね。」遺族身内が、一方のかべの大きな鏡を、ゆびさしました。「ええ、そうです。友人は、あのむこうがわから、ぼくたちを見にくるかもしれませんよ。」すると、ドアのところに、ひょっこり、知人の奇妙なすがたがあらわれ、「いや、いや、遺族にたいして、けっして、そんな失礼なことはしませんよ。」と、ニヤニヤ笑いながら、テーブルの方へ近づいてくるのでした。